ニューロング精密工業はスクリーン印刷機の製造販売を行っています。スクリーン印刷法を中心に、より良い開発・研究・製造装置を供給いたします。

スクリーン印刷コラム

スクリーン印刷コラム

スクリーン印刷コラム(41)

~トントントンと叩く音~


 スクリーン印刷機にスクレッパーを取り付ける時は少し悩みます。


 スキージはウレタンゴムで作られているので多少乱暴に取り付けても、スクリーン版や印刷機が破損することはありません。
しかし、スクレッパーとなると違います。スクレッパーは金属で作られているので誤ってスクリーン版に強く当てると版が破れてしまいます。


 ところで、スクレッパーはスクリーン版に軽く接触しているくらいが良いのです。この調整はなかなか難しいものです。スキージであれば、スキージを印刷テーブルに接触させて、スキージと印刷テーブルの間に紙を挟んで、これをひっぱりながら手の感触から調整ができます。


 スクレッパーの場合はスクリーン版とスクレッパーの間に紙を挟んでも、スクリーン版がたわむのでスクレッパーでスクリーン版を押した感覚がよくわかりません。そのために、つい強くスクレッパーを当ててしまいます。
こうなると、スクリーン版を破ってしまうことがあります。印刷実験の準備段階でスクリーン版を破ってしまうと印刷実験のスケジュールが大きくくるってしまいます。


 スクレッパーの取り付けを確認する方法として「トントントン」があります。
「トントントン」とは何?
これは実は太鼓を叩く音です。スクリーン版をよく見てください。枠に布が張ってあります。これ、太鼓の構造に似ていませんか。軽く叩くと「トントントン」と音がします。スクレッパーのセットにこれを利用します。


 まず、スクレッパーを版より完全に離して、印刷機でスクレッパーを上下させてください。この時は金属同士が接触する「カチカチカチ」という音がします。そして、スクレッパーを少しずつ下げながらスクレッパーを上下させます。スクレッパーがスクリーン版に接触するとスクリーン版が振動して音が変わります。
この点がスクレッパーとスクリーン版が接触した所になります。この音をしっかり聞いていればスクレッパーでスクリーン版を破ることを防止できます。


 「カチカチカチ」から「トントントン」へ、試してみてください。


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